2回目となる今回は日本で人気のオペラから「蝶々夫人」に決定しました。愛した人からの裏切り、子どもへの愛、女性として、日本人としての尊厳は見る人すべての心をうち、深い感動をもたらしてくれるものと思います。作曲家であるプッチーニは日本に来たこともないのに、「君が代」や「さくらさくら」など日本の歌を9つも楽曲に取り入れています。ぜひ耳を澄まして、見つけられるか試してみてください。 そして、私も楽しみにしているのが井原広樹さんの演出。舞台装置もこれまでにないものになりそうです。オペラの楽しみは、歌、芝居、オーケストラの重層的な音を一度に楽しめるところにあります。矢澤定明さんの指揮含め、日本トップレベルの活躍を続けるスタッフをそろえ、情熱で作り上げていきます。舞台装置や衣装などを見るのも楽しみです。ぜひ、足を運んでいただきオペラってこんなに楽しいんだということを感じてみてください。 |